挨拶
我々は慶應義塾大学辯論部です。慶應義塾大学辯論部は塾祖、福沢諭吉先生が創設した140年の歴史を持つ学生団体であり、その歴史は日本の学生団体において最も古いものであります。
我々は主として2つの活動を基本とし、1つは研究会活動、他方は弁論大会に向けての演説練習です。研究会とは部員が議題を決めてレジュメを作成し、その議題に対する意見を部員同士で議論しあう活動です。我々部員が1つの意見に収束することはまずありません。部員各々が議題に対する己の考えを論理建てて発信するだけでなく、自らとは異なる考えをも受け止めて思考することで、互いに議題に対する己の見識を深めていくことが出来ます。そしてこのことは部員の主張形成に有意な影響を与えています。一方、演説練習とは、年に10回ほどある弁論大会に向けて弁士だけでなく部員が一丸となって行う演説の練習活動です。大会では、自らが社会に強く訴えたいことを演説という形で発表します。発表者が聴衆の前でより説得ある弁論ができるように原稿の添削や詳細な情報収集、演説の練習をするだけでなく、聴衆の野次や質問に応えることにより、より己の主張を確固たるものにすると同時に自らが深く検証することをも目指します。
我々は弁論部であるがゆえに自らの主張や関心に沿って弁論を作成します。しかし、弁論をつくること、そのものが目的でしょうか。我々が弁論を作る目的、それは弁論という重要な手段を用いて、最終的には己が社会の中において見出した問題を解決していくことであるはずです。そのためには弁論そのものを目的化したり、机上の空論を繰り広げたり、狭い視野で非現実を語ったりといったこと排されねばなりません。己の主張に責任を持たねばなりません。もちろん難しいことではありますが、常に我々はこのことを意識にとめ、弁論を作成していきたいと思います。社会に訴えたいというその気持を大切に、我々はあなたの入部を心からお待ちしています。
我々は主として2つの活動を基本とし、1つは研究会活動、他方は弁論大会に向けての演説練習です。研究会とは部員が議題を決めてレジュメを作成し、その議題に対する意見を部員同士で議論しあう活動です。我々部員が1つの意見に収束することはまずありません。部員各々が議題に対する己の考えを論理建てて発信するだけでなく、自らとは異なる考えをも受け止めて思考することで、互いに議題に対する己の見識を深めていくことが出来ます。そしてこのことは部員の主張形成に有意な影響を与えています。一方、演説練習とは、年に10回ほどある弁論大会に向けて弁士だけでなく部員が一丸となって行う演説の練習活動です。大会では、自らが社会に強く訴えたいことを演説という形で発表します。発表者が聴衆の前でより説得ある弁論ができるように原稿の添削や詳細な情報収集、演説の練習をするだけでなく、聴衆の野次や質問に応えることにより、より己の主張を確固たるものにすると同時に自らが深く検証することをも目指します。
我々は弁論部であるがゆえに自らの主張や関心に沿って弁論を作成します。しかし、弁論をつくること、そのものが目的でしょうか。我々が弁論を作る目的、それは弁論という重要な手段を用いて、最終的には己が社会の中において見出した問題を解決していくことであるはずです。そのためには弁論そのものを目的化したり、机上の空論を繰り広げたり、狭い視野で非現実を語ったりといったこと排されねばなりません。己の主張に責任を持たねばなりません。もちろん難しいことではありますが、常に我々はこのことを意識にとめ、弁論を作成していきたいと思います。社会に訴えたいというその気持を大切に、我々はあなたの入部を心からお待ちしています。
商学部2年
2015年度 日吉会幹事長 渡辺敬太
2015年度 日吉会幹事長 渡辺敬太
全体方針
慶應義塾弁論部日吉会の方針は、主に三つあります。
これらの方針を順守できるよう、一人一人の部員が、慶應義塾大学弁論部という偉大な先達たちが守り抜いてきた看板を背負っているという自覚と、社会に貢献する人材であるという自負を持ち、また自らにも誇りを持てるよう活動を精力的に行きます。
我々弁論部員はまだまだ未熟者ですが、エルゴー会の方々、当大学関係者、他大学弁論部の皆様のご指導、ご鞭撻を賜れるよう、努力していきますのでどうかよろしくお願いいたします。
- 自大学、他大学で催される弁論大会では、運営等に極力積極的に協力をし、また出場者が満足しかつ、聴衆が説得されるような弁論ができるよう善意努力する。
- 社会に求められる進取の精神を養い、各々の持つ興味や関心のある分野の知識を増やしつつ、それ以外の分野でも自己の意見を持てるような教養を涵養する。
- 座学にとどまらず、大学の外で行うフィールドワークを通して、知識にとどまらない経験を重ねられるようにしていく。
これらの方針を順守できるよう、一人一人の部員が、慶應義塾大学弁論部という偉大な先達たちが守り抜いてきた看板を背負っているという自覚と、社会に貢献する人材であるという自負を持ち、また自らにも誇りを持てるよう活動を精力的に行きます。
我々弁論部員はまだまだ未熟者ですが、エルゴー会の方々、当大学関係者、他大学弁論部の皆様のご指導、ご鞭撻を賜れるよう、努力していきますのでどうかよろしくお願いいたします。